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Q「資金繰り表」って何ですか?

カテゴリ:資金繰り

資金繰り表とは、今後予測される現預金の入出金の管理を表にしたものです。

現預金の動きを”見える化”することは重要なことです。

ただ「資金繰り表を作成して下さい」と銀行さんは簡単に依頼されますが、
そもそも「資金繰り表」ってわかりにくいですよね。

「入」にはまず売上が必要で、次に売掛金の回収があります。
「出」の方は、固定的な家賃・税金・社会保険料・水道光熱費や電話代・給料等と、
変動的な仕入・外注費等があります。

このような入出金の予定を一覧表にまとめたものが「資金繰り表」です。

「資金繰り表」を作成する目的は、
今後資金がどのようにまわっていくのか、
資金に余裕ができるのはいつか、
資金が不足になるのはいつか、
等を把握するために作成するものです。

資金不足が生じる場合には、
売掛金の回収や金融機関からの借入金を検討する必要があり、
「資金繰り表」を作成することで早めに対応できるようになります。

日常業務における収支のことを「営業収支」と言います。
「営業収支」の金額が黒字になっていることが事業としては基本です。
ここが赤字であることは、バケツに穴が空いている状態です。


理想的な資金繰りとは、
営業収支のプラスのお金で財務収支をまかなえる会社です。
つまり、入金-出金=プラス分で毎月の借入金返済・設備の購入・納税資金等が
捻出できる会社です。

資金ショートをおこさないために、
会社の口座がある金融機関で「定期積金」を行うことをお勧めします。

毎月小さな金額でも、2年3年と続けると、まとまった金額になります。
今後融資を受けたいときに日々コツコツと貯めていく会社を、
金融機関は大いに信用します。

「資金が回るかどうか」は、会社の命にかかわることですので、
まずは簡単な資金繰り表からスタートし、
徐々に自社の業務内容に合った資金繰り表へ進化させることがカギです。

(平成27年2月6日 現在)

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