会社を設立したいが、資本金はいくらにしたらよいか？ | アスモア税理士法人は、福岡で経営者の志を共有する税理士事務所です。

会社を設立する際、もっとも悩むものの一つが資本金の額を
いくらにすればいいのかだと思います。

実際に資本金の額は、法律上1円でも設立することが可能です。
なので、尚更いくらにしたらよいか考えなければなりません。


そこで、今回は3つの考え方から、いくらにすればよいか解説します。

1　運転資金を参考に資本金の額を決める。

会社を設立して売上が上がるまで、オフィスの賃料であったり、
人件費やパソコンの購入費用などの運転資金がかかります。
その当初必要であった運転資金を資本金にするという考え方です。


2　信用の面から資本金の額を決める。

資本金が低い会社は、金銭的に体力のない会社とみられることが多いので、
大きな会社では、取引先を審査するケースがあります。


なので資本金が少ないと取引をしないという
判断をされてしまうという可能性があります。


3　節税を考えて資本金の額を決める。

会社設立の大きなポイントとして消費税の免税期間を活用する方法があります。
免税をうけるためには、資本金を1,000万未満に設定することが条件になります。


もし1,000万円以上にしてしまうと会社設立の初年度から消費税の課税事業と
なってしまいます。


このように、会社を設立する際は、さまざまな考え方から資本金を考えていきます。
会社の設立で、資本金の額はとても重要です。

資本金についてもっと知りたい方は、最寄りの税理士さんなどに相談してみて下さい。

（平成２７年５月２０日　現在）