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Q運転資金はどのくらい必要ですか?

カテゴリ:会社設立

「運転資金はどのくらい必要ですか?」
と、金融機関さんに質問されることがあります。
そもそも「運転資金」がわかってないと答えられませんよね。


そこで「運転資金」についてご説明致します。


運転資金とは、事業における立替資金のことです。


例えば、商品を売ったが、代金回収は数ヶ月後になる
「掛売り」となるのが一般的です。


その一方で、その販売のために行った仕入では、
仕入資金の支払を売上代金の回収よりも先に
しなければならないことがあります。


そうすると、売上代金が回収されるまで、
資金を立替えして仕入先へ支払わなければなりません。
この立替えした資金が「運転資金」です。


次に計算式についてです。



運転資金=「売上債権」+「棚卸資産」-「仕入債務」
で計算されます。



ちょっと難しいですよね。



まず語句の意味を解説致します。



「売上債権」とは、商品を販売したが、
資金回収が済んでいない掛売りの代金のことを意味します。


「棚卸資産」とは、在庫のことで販売されるまでの間、
倉庫・店頭にある商品です。


「仕入債務」とは、仕入をしたが、
まだ代金支払が済んでいない債務を意味します。


よって、計算式は、
「代金回収ができていない債権」+「仕入れたモノ」から
「まだ仕入した金を払ってない債務」を差引いた金額
(運転資金)を示しています。


計算式によって、どれだけの運転資金が必要なのかを
知ることができます。


「仕入債務」の支払いまでの期間が短ければ、
それだけ金額は大きくなります。


「売上債権」の回収までの期間が長ければ、
それだけ金額は大きくなります。


また「棚卸資産」の金額が大きいほど、
同じく金額は大きくなります。



ご自身の事業に当てはめて計算されますと、
確実に理解が深まりますよ。

(平成27年6月15日 現在)

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