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Q銀行は試算表をどのように見ているのですか?

カテゴリ:資金繰り

銀行は融資審査を行う際に、
業績を把握する材料として決算書を分析します。



銀行に融資を申し込むタイミングが決算申告の直後であれば、
その決算書で良いのですが、決算申告を行った後、
一定期間が経過してから融資を申し込むことがあるはずです。



その場合、決算書の数字はだいぶ時間の経った過去の数字となりますから、
銀行としては決算以降の状況がよくわかりません。



銀行は過去の数字だけではなく、
現在の状況も踏まえて融資審査をします。



その現在の状況を示すものとして代表的なものが試算表です。



試算表といえども過去の数字であることには違いありませんが、
少なくとも決算書よりは現在に近い資料です。



決算期から少なくとも6ヶ月が経過した時点以降に銀行融資を申込む際には、
銀行から要求されなくても試算表を用意することをおすすめします。



また、銀行は試算表の提出をお願いした場合、
短期間で試算表が提出されるかどうか、
企業の経理体制を見ています。



試算表というのは何も銀行融資を受けるために作成するものではなく、
決算から決算までの間の業績動向を管理する上で社内的にも重要な
管理資料のはずです。



そのような資料が作成されていない、
あるいは提出まで時間を要するということは
日頃から経営管理がなおざりにされているものと銀行は推測します。



融資を受けるためだけでなく、
日頃から経営管理を行い強い体質を作るためにも
試算表を作成活用することをおすすめします。

(平成27年11月24日 現在)

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