助成金と補助金の違いは何ですか？ | アスモア税理士法人は、福岡で経営者の志を共有する税理士事務所です。

“助成金”と“補助金” については、会社設立や起業を考えられている方々から
非常に多い質問のひとつです。


まずは、“助成金”と“補助金”の共通点から説明します。

・返済義務はありません
助成金と補助金はどちらも申請することによって、
基本的に国や地方自治体から受け取ることのできる資金です。
銀行などからの融資とは違いもらったお金を返済する必要はありません。

・お金は後払いになります
お金は自分が事業用に支出した後に入金されます。
従って、受け取る前に対象となる経費を支出することになることから、
自己資金または金融機関から調達した資金から負担することになります。


次に“助成金”と“補助金”の違いを説明します。

・審査の有無

補助金は誰でも受けとれるわけではなく、受けるために審査があり、
採択された方のみが対象です。
つまり、その補助金を利用することでどれだけ事業が活性化するか
社会に役立つかなどの必要性を示さなければなりません。



一方、助成金は国や地方自治体が示す受給要件を満たしている場合には
原則として誰でも受け取ることが出来ます。
代表的なものでキャリアアップ助成金や雇用調整助成金などがあります。
雇用関係の助成金に関しては対象者を雇用等すれば受けることが出来ます。


個々の状況や時期によって対象となる補助金や助成金は異なりますので、
詳しくは最寄りの専門家にお尋ね下さい。

（平成２９年４月１４日現在）