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Q実地棚卸とはどのようなものでしょうか?

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実地棚卸とは、棚卸資産の現物の数量を確認する作業のことです。
対して、帳簿棚卸とは数量確認はせずに帳簿上で棚卸を行うことです。

実地棚卸は、数量確認のタイミングにより、
「一斉棚卸」と「循環棚卸」に分けられます。

一斉棚卸とは、全品目を一斉に棚卸することです。
循環棚卸は、一定期間内に順次棚卸をしていくことです。

この棚卸資産の数量確認は、売上原価を計算するのに重要で、
期末(月末)の棚卸残高の把握が必要です。


実地棚卸をしてみたら台帳の数量と違っていたり、
使うことができない品質状態にあったりすることがあります。

その場合には、帳簿上の棚卸資産の数量、
金額を修正し損益に影響が出ます。
棚卸資産の数量差異は、
紛失、盗難、出庫ミス、受入ミス、棚卸カウントミス、
外部などへの預け品の計上漏れなどが考えられます。

棚卸資産の評価額が下がるのは以下の理由が考えられます。

①棚卸資産台帳に記載されている期末(月末)の有高が減る
・・・紛失や盗難、受入ミスによる減耗 
②商品価値の下落

毎月の実地棚卸の精度が低いと、
決算見込額と実際の決算の数値が大幅にかけ離れるといった
予想外の結果が生じてしまう事があります。
それゆえ、精度が高い実地棚卸は、
健全な会社経営のため重要なことであると言えるでしょう。

詳しくはお近くの専門家へご相談ください。

(平成29年 10月5日)

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