退職金で節税できるって本当？ | アスモア税理士法人は、福岡で経営者の志を共有する税理士事務所です。

　結論から申し上げますと退職金は通常の役員報酬や給与に比べ税制上優遇されているため計画的に退職金を支払うことで節税対策に役立ちます。

　退職金が節税上有効な理由としては、退職金を支払う法人側では限度額までは損金算入できる（経費になる）ことや退職金を受け取る個人側では役員報酬や給与として受け取るより節税メリットがあるなどが挙げられます。

　具体的には以下の3つのメリットがあります


（1） 退職所得控除を差し引いた部分の1/2しか課税されない。（勤続年数5年以上の場合）

（2） 退職金の支払いに際しては社会保険料を納めなくて良い。

（3） 他の所得と合算して税金計算をしない（分離課税）ため安い税率に収まることが多い。


このように退職金を支給することでメリットがありますが、退職金の金額には適正額があります。
支給に際しては身近な専門家にお尋ね下さい。


（令和元年6月19日現在）