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Q設備資金の返済財源とは何ですか?

カテゴリ:その他

先ず、返済財源とは借入金を返済するうえで原資となるもの、
簡単に言えば「何をもって返済するの」の「何を」に当たる部分のことです。



お金には色がついている訳ではないので、
知人から借りてきたお金・預金を解約したお金・
ギャンブルで稼いだお金でも借入金を返済することは可能ですよね。



しかし、事業として考えますと当然ながら、
事業で稼いだ利益から借入金を返済すべきです。



特に機械とか建物等の長期にわたって使用する設備資金の場合、
その投資した設備から稼ぎ出した利益から返済するのが筋です。



仮に、投資した設備からの収益が少なく、
借入金を返済するのに先程の預金解約金等で補填が必要であれば、
投資そのものが失敗か計画を下回っていることになります。



設備資金は機械や建物等の耐用年数(利用に耐えられる期間)に
応じた借入期間とするのが理想ですが、
基本的に金融機関における設備資金は最長10年~15年です。



投資した設備からの収益が少なく借入金の返済に不足する場合には、
借入金返済の財源としては、会社全体としての収益で、
会社全体の借入金が返済出来ているかがポイントとなります。





簡単に考えるために、不動産賃貸業を例にしてみましょう。



賃貸用のマンション1戸を借入金で購入した場合を想定しましょう。



その借入金はマンションとういう不動産購入ですから、設備投資です。



借入金の返済は、そのマンションの賃料からするもので、
逆に賃料からの返済が出来なければ、
マンションを購入することはしないはずです。



但し、環境変化等によりマンションが空室になれば、
別途給与収入からの返済を余儀なくされるリスクもあります。



このように、設備投資の場合は、
投資した物件の利益を返済財源とするのが基本です。
失敗しないためには、投資する前に「何で」返済できるかを
十分検討すべきですね。

(平成27年8月4日 現在)

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